eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とS&P500が新NISAで人気ですが、結局どちらがおすすめなのか?
【オルカンvsS&P500】新NISAでどっちがおすすめなの?
今回は、両者について詳しく比較検討していきたいと思います。
S&P500の方が歴史は古い
- オール・カントリー:2018年10月31日設立
- S&P500:1923年頃
オール・カントリーは、2018年10月31日設立なので割と最近ですが、S&P500は1923年頃まで遡り、長い歴史があります。
全世界かアメリカ大型株か
- オール・カントリー:全世界株式型
- S&P500:アメリカの大型株中心
また、オール・カントリーは、その名の通り全世界株式型に対して、
S&P500はアメリカの大型株から構成されています。
全世界株式型は、約6割がアメリカ株で構成されていますが、
そのほかにイギリス・フランスなどの先進国株や、
新興国株といったリスクの高い銘柄も組み入れられています。
S&P500は年平均で約10.7%
気になる利回りですが、S&P500は年平均で約10.7%の上昇率を記録しています。
また、過去10年間は年率約14.7%のリターンです。
S&P500に投資をすれば、10%以上の利回りが期待できます。
S&P500は20年で約5倍
ちなみに、S&P500は2004年頃1,120ドル辺りでしたが、
20年後は5,132ドルと、約5倍上がっています。
オルカンは2024年で10%以上の上昇
出典:ヤフーファイナンス
対するオルカンは、2024年の初めは20,700円程度でしたが、
3月には23,000円を超えており、10%以上も上昇しています。
やはり、オルカン(全世界株式型)は、リスクの高い新興国株など組み込まれている分、上昇率が高くなる場合もあります。
手数料は若干オルカンが安い
- オール・カントリー:0.05%程度
- S&P500:0.09%程度
ちなみに、管理費用(信託報酬)は、オール・カントリーが0.05%程度、
S&P500が0.09%程度で、その差は0.04%ほどで、若干オルカンが安いです。
分散投資するならオルカン
以上を踏まえて、もし分散投資するならば、オール・カントリーがおすすめです。
オルカンは米国以外も、先進国や新興国の株が含まれており、分散投資ができます。
また、短期間に上昇することもあります。
ただし、新興国などリスクの高い株も含まれているので、短期上昇する一方で、
短期間に大きく下落する可能性もあるので、注意が必要です。
米国株のみならS&P500
米国株だけに投資したいならば、S&P500がいいでしょう。
S&P500は安定して上昇しています。
ただし、米国経済が悪くなると、オルカンよりもS&P500の方が、株価に影響を受ける可能性があります。
両方に分散するのもアリ
もしくは、オルカンとS&P500両方に分散投資することで、リスク分散にもなります。
まとめ
以上のように、オルカンとS&P500の違いについて、お話してきました。
ご自身の資産と照らし合わせて、オルカンとS&P500の投資を検討していきましょう。
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